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3.バレル研磨法の種類        バレル研磨機カタログへ
 
 
  3−1 回転バレル研磨法
 

















 

回転バレル研磨法は従来のガラ研磨を改良・発達させたもので、バレル研磨法の基本です。

後述する振動バレル研磨法や遠心バレル研磨法に比べて作業時間は長くかかりますが、

作業にムラが無く最も安定した且つ精密な研磨が行えます。

回転バレル研磨法はバレルの回転によってバレル内にできる滑り層において、

ワークとメディアが相互摩擦する事によって研磨が行われます。

最も一般的な方法で、機械の構造は簡単で取扱いが容易であり、且つ価格も廉価である為、

従業員4〜5人位の家内工業的工場から大企業に至るあらゆる分野で使用されています。

特に面精度を向上させたり、光沢を求める部品には適した研磨方法です。

 
  3−2 振動バレル研磨法
 











 

振動バレル研磨法は振動によってバレル内のワークとメディアが流動運転を行いながら、

絶え間ない相互摩擦される事によって研磨が行われる方法です。

振動バレル研磨法は回転バレル研磨法におけるデッドスペースを完全に取り除いたことにより、

研磨効率が一段と向上しており、その能力は通常、回転バレル研磨法の3〜5倍といわれています。

また振動バレル研磨法は無人化が容易である事が、他の研磨法に比べて最大の利点です。

 
 
 
 
  3−3 遠心バレル研磨法
 



















 

回転バレル・振動バレル研磨法より飛躍的に能力アップした最も新しいバレル研磨法で、

複数個のバレルが公転・自転を組み合わせた高速回転によって遊星旋回を行い、

これがバレル内のメディアとワークに、遠心力による高圧力と高速流動を与えて、

これまでの研磨法とは比較にならない強力な研磨作用を生じ、

短時間で重切削から精密な仕上げ研磨まで行う事ができる研磨法です。

遠心バレル研磨法は、大型の機械では自動車部品・ベアリング・チェーン・ミシン部品等

主として鉄鋼部品の重切削で且つ大量生産の分野に、小型の機械ではカメラ・時計

・電子部品等超小型精密部品業界にと、非常に広範囲にわたって使用されています。

また金属製のメディアを使用する事により、従来のバレル研磨法では不可能とされていた

鏡面研磨・ミクロン単位の超仕上げを行う事ができます。
 
  多室槽遠心バレル研磨法
 
    通常の遠心バレル研磨法でワーク同士の当たりによる打痕等が発生しやすい場合、槽内部を仕切りして室を作り、1室にワーク1個を
 
    投入して打痕の発生を防ぐ研磨法です。ゴルフクラブのヘッド・ドアのノブ・装飾品等、従来バレル研磨では不向きとされていた比較的
 
    大きな部品や柔らかい部品等に適した研磨法です。